亡き遠藤誠先生を想う

遠藤誠弁護士 観想録つまりエッセイ

画像はこちらにてお借りしました

遠藤誠先生が亡くなってもう3年以上もたつ。
お付き合いがあったというほどではもちろんない(あんなに有名人ですからね)。
私は個人的に先生の著書を直接購入していたのだが、そうすると直筆の手紙をくれたりするんです。きったない字なんですが、それがまたとっても味があっていいんです。

「徹底して反権力。
常に弱いものの味方。
マルキストでありながらも仏教徒。(マルシャカと言ってました)
知の巨人。」

ああ、こんな程度の語彙で表現するのは無理だ。

例えて言うと親鸞のような人だ。

聖も俗もすべて併せ呑み、右も左もなく、ハーモニカをたしなみ、磊落に笑い、めんどうだからといって風呂にも入らず、権力とは敢然と戦い、時には飄々と・・・。

ああ、惜しい哉!
そんな巨人もガンには勝てなかった。
少しは、先生の何千分の1かでもわかりたい。もし涅槃があるならば、そこで再会したときに少しは努力したといってもらえるようになりたいなあ。

※2019年追記 もう遠藤誠先生が亡くなられて15年以上経つのですね・・・。まったく努力してないや

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