OPPO Realme X2 Proはカタログスペックで見ると2019年12月時点ではほぼ最強ともいえるAndroidのスマートフォンである。
Snapdragon 855+という最速 のSOC、64MP画素4眼カメラ、RAM8GB、ストレージ、 リフレッシュレート90Hz の滑らかなディスプレイ、50Wの急速充電という、何もかも最高スペックである。そして約5万円というものすごい低価格。これと同スペックの国産のスマホは残念ながら売っていない。SONYの最高スペックのXperia 1でもSOCやROM容量、カメラの性能などすべて負けている。それでいて10万円越え。

防水性能やFelicaがないことを差し引いても Xperia 1 の半分の値段で基本スペックが上回っているOPPO Realme X2 Proは買えるのである。

でも中国製なので実際はどーなの?ということで人柱レポートである。
中国製携帯を買うのは2台目で、UMIDGI S3 PROを使っていたのだが、これとの比較のレポートでもある。

とりあえずスペック

システム
OS Color OS 6.1(Android 9.0)
SoC Qualcomm Snapdragon 855+ 7nm
CPU Kryo 485 2.96GHz・オクタコア
GPU Adreno 640
メモリ
RAM 8GB LPDDR4
ストレージ 128GB UFS3.0対応
マイクロSD スロットなし
カメラ
背面カメラ クアッドカメラ 手振れ補正あり Samsung GW1 Sensor
メイン:64Mピクセル/f1.8
望遠:13Mピクセル/f2.5
広角:8Mピクセル/f2.2/115°
ポートレート:2Mピクセル/f2.4
前面カメラ 16Mピクセル F2.0
動画 解像度4K 30fps/60fps
ネットワーク
利用可能バンド 2G:GSM:850/900/1800/1900
3G:WCDMA:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
4G:LTE FDD:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28
TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41
SIM デュアルSIM
NanoSIM
テザリング対応
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth Bluetooth 5.0対応 A2DP(ステレオ・高音質の音声転送)/AVRCP(ワイヤレスリモートコントロール)/HFP(ハンズフリー通話)/HSP(モノラル音声受信・マイク)/GATT(汎用アトリビューションプロファイル)/MAPPBAP(なんだかわかりませんorz)/PAN(小規模ネットワーク)/HID(マウスやキーボードなどのインターフェイス)
GPS Beidou(北斗衛星導航系統)/Galileo (Dual-frequency GPS)
NFC 対応
ディスプレイ
サイズ 6.5インチ/画面占有率: 91.7%
パネル種類 有機EL
解像度 2400✕1080ピクセル(フルHD+)
リフレッシュレート 90Hz
ガラス材質 ゴリラガラス5(1.6mの高さからアスファルトのような荒れた地面に落としたとき、80%程度の割合で傷や割れがない程度の強さを持つ)
その他特徴 HDR10+ 対応(動画のシーンごとに基準となる輝度をコンテンツ情報として持ち、これに応じて明るさを調整する規格)
輝度 1,000nit
最大コントラスト 2000000:1
諸機能
搭載センサー 明度/近接/磁気/ジャイロ/加速度/指紋
バッテリー 4,000mah
充電 非接触型非対応/50W急速充電(10V、5A電源使用時)
防水 非対応
イヤホンジャック あり
外形
サイズ 161 x 75.7 x 8.7mm/
重量 199g
外部接続 USB Type-C

全部乗せといった感じのすげースペックである。

ファーストインプレッション

でかい!と思った。
これはみんな思うようで、誰に見せても、
「そのスマホでかいですね!」
といわれる。でかいといわれるiPhone XS Maxよりもさらに大きい。

そして、重い。
199gである。
まあ、iPhone XS Maxが208gであることを考えれば、同じサイズのディスプレイを搭載していて、それよりも軽いのだから大いに健闘していると考えるべきだろう。
2,000mahのバッテリーを2個内蔵しているらしく(すげー作り)、対応しているアダプターで充電すると同時に充電し、約30分でフル充電になるというこれまたすげーギミックである。

画面がメチャきれいである。
さすが有機EL液晶。黒が深いし、鮮明である。

セットアップはどうだったか?

セットアップそのものは簡単。
最初に言語選択があるので日本語を選択すれば普通にサクサク進む。一番不安だったSIMの認識も問題なかった。
以前海外に行くにあたって現地のSIMを認識してくれず冷や汗をかいたことがあった。APNの設定でハマったりしたらヤダなぁと思っていたのだが、これは問題全くなし。ただ差し込めばそれでOKだった。普通にDocomoの携帯を買ったのとこのあたりは大差ない。
何も難しくはない・・・、と思いきや、落とし穴が(大きな落とし穴ではないのだが)。

Androidのアプリをそのまま移行できない!

のである。OPPO Realme X2 ProはAndroidベースではあるが、純粋なAndroidではない。Android 9.0をベースにしているがOPPOによって開発されたColor OSという独自のOSなのである。
以前、UMIDGI S3 PROを購入した際はあっけないぐらい簡単に、前に使っていたAndroidのスマホから移行できた。

しかし、今回は簡単ではないのである。

通常ならばGoogleにログインしてしまえば、勝手に以前のスマホと同じ状態にほぼ戻るのであるが、そもそも OPPO Realme X2 ProにはGoogleが入っていないのである。 UMIDGI S3 PROはピュアアンドロイドだったので、そのあたりはすごく楽だったのだ。

Google Playをインストールしないとならないのであるが、その方法がマニュアルに書かれている。

OPPO Realme X2のマニュアルの添付方法

パッケージの外装にこんな感じでマニュアルが添付されている(笑

OPPO Realme X2のマニュアル

広げてみるとこんな感じ。書いてあることはこういうこと。

  1. App Marketというアプリ(Google Playみたいなものだな)からGmailとChromeをダウンロードする。
  2. GmailとChromeでGoogleでそれぞれGoogleにログインをする。
  3. Chromeで「google play uptodown」と検索し、表示されるWebサイトから「最新バージョン」をクリックしてダウンロードする。
  4. インストールを許可する。をタップしてインストール。

肝心な部分は3である。App MarketにGoogle Playがないからuptodownというアプリのポータルサイトからダウンロードしてきてくださいね。というわけである。要は野良APK(Googleが安全性を保障していないアプリ)を取得しましょうということなのだ。苦肉の策なわけだけど仕方がない。まあ、それほどこれは難しいわけでもないのでまあ、初心者でも何とかなる。

Google Playさえインストールしてしまえはだいたい普通のAndroidスマホと同じになる。

OPPO Realme X2 ProのGoogle Play 導入マニュアル3ページ目

Playストアがインストール済みを確認。これさえあれば、なんでもできるはず。

というマニュアルの表記がなかなか泣かせる。その通りなのである。とりあえずインストールはそれほど難しいものではない。

他に困ったところ

日本語入力ができない

おお、入力が中国語と英語しかない!
まあ、そこはあわてずにGoogle Playがインストールできているので、Google IMEをダウンロードしてインストールしてやればOKである。

プリインストールされているアプリがことごとく不要

これってなんのアプリやねん?みたいな漢字表記の謎のアプリがたくさん入っている。困ったことにこれらのアプリの多くは削除できない。
ルートを取らないと削除できないと思われる。まあ、これは日本の国産のキャリアのスマホも一緒。日本製のスマホを外国人が買ったら結構困るだろうな、それと一緒って感じである。

しかたがないので、一つのフォルダーに全部まとめてしまっておくことにした。
Androidの場合だとホーム画面にあるアプリのアイコンを重ねると自動的にフォルダーができる。フォルダーの中にアプリのアイコンを重ねてやればフォルダーに収まるのだが、この操作が難しい。
重ねようとするとグニグニグニグニとフォルダーが逃げるのである。うわーー面倒くせーーー!って感じだ。以前はこんなことなかったのにーーー!と思ったのだが、これはOPPOに限らず起こることで操作の問題。知恵袋にいい回答があった。

避けるように・・・
これは長押ししている時間が長過ぎると起こる現象です。

まず、フォルダにしたいアイコンを隣同士に並べます。そしてアイコンを長押しして(長押し時間は0.5~1秒くらい)パッと隣のアイコンの上に重ねます。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14120972844

やってみたら、確かにこれでうまくいくのである。Color OSはiOSを使っている人でも違和感なく操作できるようにカスタマイズされているそうなので、少々操作性が違うのかもしれない。

ナビゲーションバーがない!

Androidのスマホのホーム画面の最下部には◁(戻る)、〇(ホーム)、□(アプリの切り替えナビゲーションバーがありアプリの切り替え、終了を行うことができる。しかし、これがどこを探しても見当たらない(どこを探してもっていうほどのことでもないか・・・)!

ナビゲーションバーがないよ!これどーすんだ!Android 9 Pieからはホームボタン一つになったとのことだが、ホームボタンもない。これもiOSチックな感じ?なのかもしれない(私はiPhoneユーザーではないのでよくわかりません)。

ナビゲーションバーを出す方法は試行錯誤の結果判明した。

設定 → 便利機能 → ナビゲーションキー → バーチャルキー

をタップすれば見慣れた画面になる。
デフォルトだと「両側からのスワイプジェスチャー」となっているのである。このナビゲーションは慣れればいいのかもしれないが、こっちをデフォルトにされていると困る人はかなりいるのではないだろうか?

4Gの電波をなかなかつかんでくれない(気がする)

自宅でインストールをしていた最中にはアンテナに「4G」の表示が出ず、「H」の表記HSPA(FOMAハイスピード/3.5G)の表示になっていた。まあ、HSPAでも実用上速度は問題ないのでいいのだけど気分があまりよくない。

設定 → デュアルSIMとモバイルネットワーク → SIM情報及び設定のところのアイコン → アクセスポイント名をいったん別のものにして保存、またsp-modeに戻してやり再起動するとそれからは4Gの電波をつかむようになる(っぽい)。ひょっとしたら再起動するだけでもいいのかもしれん・・・。それからは実に快調。

SDカードは差せない

ので要注意。UMIDGI S3 PROの場合は OPPO Realme X2 Proと同じくSIMを2枚させる仕様になっている。しかし、S3 Proの場合は2つのSIMスロットのうち1つはSDカードを入れられるようになっている(そうするとSIMは1枚しかさせなくなるが)。

Realme X2 ProのSIMスロットは本当にSIMしか挿せないつくりになっている。調べてみたら、。 SDカードによる容量の拡張はできないことが判明。

とはいえ、私が買ったRealme X2 Proは容量128GBもあるので、まず大丈夫。今まで64GBのSIMを挿していたのだが、使い切ったことがそもそもないのである。

それでここが重要なのだが、 Realme X2 ProにはUFS3.0という世界最新規格で、最速のストレージが搭載されている。UFS3.0は2.1より読み込み速度が80%高速であるとされている。ということで、速度の足を引っ張るようなSDを挿すのではなく、内蔵のストレージを使うようにしているのだと思う。SDを挿したら本体の容量が空いていても、貧乏性なのでSDに保存しちゃうだろうし・・・。SDを挿せない仕様になっているというのは正解だと思う。とにかくレスポンスの良さ、最速仕様が売りなのでこういう割り切った造りでいいと思う。まあ、なので困ったところという問題でもない。

良かったところ

マジでよかったところだらけである。

カメラがまじでスゲーー

適当に撮ってもすごくきれいに撮れる。ズームも実用的にすごく使える。スマホなのに5倍ズームはすごい。
今まで何台もスマホを使ってきたが、ピントが合わなかったり、明るさが暗くなったりとか、まあ思ったような写真が撮れたことがほとんどない。
SONYのAPS-Cのミラーレス一眼のカメラも持っているのだが、それでおまかせフルオートで撮ってみても、思ったような写真が撮れたことがない。

しかし、OPPO Realme X2 Proで撮った写真は、「こんな風に撮れてほしい」と思った感じにそのまんま撮れる。これはスゲーわ。と思った。
確かに同じものを撮って見比べてみると、一眼の方が映像の情報量がはるかに多く、鮮明さでは比べるべくもない。しかし、私のようにカメラをよく知らないで適当に撮っている人にとっては、Realme X2 Proの方が失敗がなく、よく撮れる感じである。

夜景とズームの実用性がすごい

池袋駅西口にあるフクロウのオブジェを撮ってみた。
夜景なのだが、なかなか鮮明に写っており白いところも白飛びしていないし、手振れもほとんどなくきれいに撮れていることがわかる。

池袋駅前のフクロウのオブジェをOPPO Realme X2 Proの広角で撮ったイメージ
広角で撮ってみた
X1で撮ってみる
2倍ズーム
5倍ズーム

5倍は暗い状況にも関わらずそれほど手振れもなく(すげーーー!)ちゃんと撮れている。廉価版のデジカメより全然いい。というかカメラの技術がないど素人にとっては一眼レフよりも失敗がなく撮れて便利という感じすらする。

サンシャイン60の前から高速道路を広角で撮ってみたらこんな写真が撮れる。広角マジすごい。

夜景がかなりイケる

やっぱり情報量がすごい


クリックするとオリジナル写真を見られます。実に細部まで見えることがわかる。あらためてすごい解像度である。

サクサク感がすごい

操作のサクサク感はやっぱりすごい。現在市販されているスマホの中で最速の部類だけある。ここでお約束のAnTuTu Benchmarkのスコアを貼ってみる。

おおお、やっぱりすごいスコアである。今までミドルスペック以上のスマホを買ったことがないので素直に驚きだ。

指紋認証がめっちゃ速い!

スパッと認識してくれるのがマジすごい。しかも、指紋認証の指をあてる場所が画面の表側でとても押さえやすい場所にある。

スマホケースが付いてくる・画面の保護フィルムも貼ってある

保護フィルムを貼るのが苦手なのだ。ずれたりほこりが入ったり、うまくいったためしがない。だからこれはかなりありがたかった。

で結局はどうなの

最終的には買いである。これだけの価格でこんな高機能なスマホが買えるのはやはり衝撃である。また、長期にわたっての使用感についてはいずれレポートするのだが、買いであると断言して差し支えない。

特にAmazonで購入すればもし仮に不具合といった問題があっても何とかなるし、買ってみてもよいと思う。お勧めとしかいいようがない。

Q&A

Q:USB-C端子にUSBメモリを刺すと認識するのか?

A:します。
ただし、一部設定があります。

設定アプリ → その他の設定 → OTG接続をON

これで認識します。

ちなみに私が検証で使ったカードリーダーは上記の機種の旧バージョン。スマホがOTGという規格に準拠していれば接続できるということである。

OTG checkerでの検証画面

USB OTG Checkerというアプリでチェックしてみました。
そして、実際に使った結果です。

USBメモリ読み込み結果

こんな感じで読み込めました。