このトランジスタの使い方は絶対におかしい!と一瞬思った

自作の真空管ラジオ モノについて

複合管ではない1球管の真空管ラジオ

自作の真空管ラジオ

トランジスタのベースに何もつながっていない発振器

今回は、電気ねたなので、電気に興味のない方はご遠慮ください。
Webをなにげにブラウズしていたらこんなページを見つけた。

http://bbradio.hp.infoseek.co.jp/index.html
※2019年追記 このページは残念ながらinfoseekサービスが閉鎖になったため見られなくなってしまっています

なんかめちゃめちゃしびれるのである。
ダイソーの100円ラジオの回路を解析したり(まあ、慣れた人であれば、それほど大それたことでもないか)
真空管ラジオの回路図がいっぱい載っていたりとか超痺れるのである。
いまどき2球の真空管ラジオなんて作る人がいるんだ・・・。と思って驚いたりうれしかったりしたのである。
しかも、すげーいっぱい作っている。あくなき探究心!!!!
ひたすら、脱帽する。
一番上の写真は複合管でない本当に1球だけで作ったラジオ。こんなもんでスピーカを鳴らせるというのはもういやはや、いやいやすごいなあ。是非実物を見てみたいものである。ちなみに下の写真はその実物。
しかも、しかも、なつかしーー、バリコン(バリアブルコンデンサー)がいっぱい出てくる。もう、懐かしさの余りにくらくらめまいがしそうである。私がそもそも、電気をいじりはじめたのは20年ぐらい前の話になるが、その頃から、すでに世の中のラジオはスーパー方式になっており、しかもPLLシンセサイザーのモジュールが秋月電子の店頭に山と積まれてわれわれのようなアマチェアにも提供され始めていた。
それが20年前の話である。

さて、本題、Webページの中でこんな回路を見つけた、
一番下の写真である。

http://bbradio.hp.infoseek.co.jp/rce/rce.html

なんじゃこりゃである。
ベースに何もつながっていませんの。
しかも、コレクターとエミッターの向きが違ってまんがな。
記事を読むと、これで発光ダイオードが点滅するそうな。
なにーー、
って思ったが、落ち着いて考えれば、ツェナーダイオードと同じなのだなあ。トランジスタの定格を超えて逆方向に電圧を印加していけば、やがてツェナー降伏現象がおきるわけで、うーん、なるほど。
この場合は、コンデンサに徐々に電気がたまって、やがてトランジスタの電圧の限界を超えて一気に流れる。その刹那「ピカッ」と光るわけである。
その動作を想像すると、バットで殴られる図を想像するような痛さをちょっぴり感じたりする。
まあ、こういう使い方をしたらすぐに壊れちゃうのだろうが、実験としてはちょっとだけ面白いかも?

コメント

  1. 一歩 より:

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    お気に入り有り難う御座いました。私もポチィと押しました。ところでアンプ設計もやるのですか?私職業は船舶・建設機械の無銭操縦装置の開発です。チューナーは神奈川のメーカーに委託。全部人任せで回路音痴。又・・遊びに来て下さい。

  2. BORA より:

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    おーラジオですね。自分の子供の頃は結構マニアがいて、みんな作っていました。自分はゲルマニウム・ラジオをはんだごてを初めて片手にして、作ったことありましたね。(書いてある細かい話は専門外でよく分かりませんが)

  3. tamuuuuu より:

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    おやおや、こんな記事にコメントがつくとは思いませんでした。アンプ設計は昔は結構やりました。微小電流の測定を行う会社にアルバイトでいまして、制御プログラム開発や試作機の製作などしてました。あと、オーディオも好きでしたので、アンプもよく作りましたです。

  4. tamuuuuu より:

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    いつもお越しいただきありがとうございます。 ゲルマニウムラジオをはじめて作ったときは感動しました。電池も何も使わないのにかすかにラジオの音声が聞こえる!それは子供心に非常に神秘的な体験ですらありました。

  5. ja1*zq より:

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    ブレッドボードのこういった使い方があるとは、とても興味をそそられました。しかも、真空管!。 まいった。

  6. tamuuuuu より:

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    上記のURLで紹介されているページはとても面白いです。超お勧めです。是非感想を聞かせていただければと思います。

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