運命の赤い糸はマジで存在するという話

赤い糸 見聞録つまりエッセイ

※こちらの画像はこちらからお借りしました

嘘のような本当の話なのである。
妻と婚約が決まって、そろそろ結婚するという頃にふとぽっかり休みが取れたのである。
そうだなあ、旅でもしてみよう。
と思った。

とりあえず、北にでも行ってみようか。

そう思って東北本線に乗った。
北のほうにのんびり向かう。

駅弁などのんびり食べ、夕方になった。そろそろ宿のありそうなところに止まらないと・・・。
余り夜遅くなると、泊まるところがなくなると思ったのだ。
温泉地だったら宿があるだろうなと考えた。
駅のホームにある看板を見て、温泉地の表示がある駅で下車しようと考えた。
そうして、そんな駅があったので下車。
温泉はどこですか?
と駅員に聞くと、なんとここからバスだという。

バスを待つこと30分、バスに揺られて、更に20分。
群馬県の鬼石温泉着。
なんと、日航機が落ちた御巣鷹山の近くらしい。

宿を取って、まだ風呂に入るには早いのでごろんと横になって、
加藤尚武著「倫理学の基礎」を読んだ。
「こういう無聊な時に読んだらいい本だなあ」、と思って持ってきたのだがやっぱりいい。放送大学のテキストだけあって、誰でもわかるよう平易に書いてある本である。ちなみに絶版で現在手に入らない模様。

夜になったら電話してと妻(その時は結婚していなかったので妻ではないが)から言われていたので、

「どこにいるの」
「群馬県の・・・」
「えっ?」
「鬼石温泉てところ」
「えーーーっ!鬼石ってママが子供の頃住んでたところだよ。で、どこに泊まってるの?」
「八塩館てところ」
「きゃー、そこって、ママの小学校の同級生の人がやっている旅館じゃない!」

まじでびっくりしました。よりによって、広い日本の中のまるでその1点にたどり着いてしまうなんて・・・。
妻と結婚するのは宿命だったのだなあって思ったのである。

その後、無事に結婚するのであったがささやかに二人だけでハワイで挙式を挙げたのである。
その時に誓いの指輪の交換をした後で、私はそれまでアクセサリーを身につける習慣がなかったので、なんとなく落ち着かないので外してみようとしたのである。

「うっ、外れない・・・」

それまで何回か外したりしていたのだが、結婚式の後になったら外れなくなってしまったのだ。まるでドラゴンクエストの呪われたアイテムみたいである。

まあ、しばらく経って外そうとしてみたら何とか外れたんですけどね。

コメント

  1. 人魚 より:

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    赤い糸って、確かにありますよね。私も最近赤い糸で繋がっている出来事がいくつもありました。やはり人生は必然の連続なのかも知れません。でも・・・婚約中だから、フィアンセと一緒に旅行中なんだな、と思って読んでたら、一人旅なんですね^^;。

  2. tamuuuuu より:

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    コメント遅くなってすいません。赤い糸でつながっている出来事ですか・・・。どんな出来事だろう・・・。なんだか気になります。そのうち記事にされたらぜひ知らせてくださいませ。

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