※この記事は2005年に書いたものでTOMYの「アリンコ研究所」はすでに廃版になっていますが、2019年現在類似の製品は多数販売されています。
「トミカ」とか「プラレール」で有名なTOMYから「アリンコ研究所」なる「アリの巣観察セット」が市販されている。
何がすごいかというと、何の苦労もなく、アリを育てることができる。まるで、部屋のオブジェになってしまうほど手間要らず。その秘密はというと容器を満たしている、半透明のジェルが土の役割だけでなく、なんとえさの役割もするのである。
つまり、この中にアリを入れておけば何の苦もなくありは勝手に巣を作るわけである。
そうして、このジェルは半透明なので、巣を作るさまがよく見える。まさにアリのためにあるような物質である。(ってそのまんまか・・・。)
多分、TOMYはこの製品を作るに当たってさまざまな試行錯誤をしたことだろう。
作り方は簡単。
中に入っている容器に、付属のジェルと水を入れて混ぜる。そして電子レンジでチンして、さめたらアリを入れてふたをするというそれだけである。まあ、ジェルと水を混ぜるところだけがちょっと、だまになりやすくて手間がかかるが大したことはない。
一番大変なのは、アリを捕まえることである。
我が家のアリの巣の近くに、広告紙を引いてその上に砂糖を少々置いておく、しばらく経つとアリがたかってくるので、広告紙を折り曲げてアリをこの容器に入れるのであるがこれが少々難儀である。入るのは入るのだが、ふたをするまでにすごい勢いで脱出を図られるのである。
何とか格闘すること20分、なんとか7匹を捕まえることに成功。
それが、一つ目の写真(ほとんど見えませんな)
アリを入れてから1時間から3週間ぐらいで巣を作るとのこと。その日は一日巣を作るのを期待して待っていたのだが、巣を作らなかった。アリたちは不思議なことに1箇所に固まっているのである。それはまるで、これからの身の振り方をみんなで相談したり、来るべき運命をみんなで堪えようとしているかのようであった。(これが二つ目の写真)
コメント
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たむらさん、おもしろいことしますねぇ(笑)ありさん、共食いしないとい~ですね!ありさん王国繁栄祈願♪
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共食いはしないようです。はい、彼女らは寄り添って必死に生きております。応援してくださいませ。