今回はお客様から頂いた質問をコンテンツ化するにあたって、似たような質問についてすべて掲載するべきか、代表的な質問だけを掲載するべきか?という問題について書いてみるのである。
質問をコンテンツ化することの重要性
Webサイトへの問合せでの質問や、実際にリアルで受けたお客様からの質問についてコンテンツ化することは非常に大切である。
SEO界隈では10年近く前から「コンテンツ、コンテンツ」とよく騒がれていて、ブログ記事などを書くことが盛んに勧められている。
しかし、いちばん大切なのが実はお客様からの質問、及びその回答をコンテンツとして掲載することなのである。
そもそも「検索する」という行為はなぜ行われるのか?
それは「質問に対する答えが知りたいから」なのである。
質問とは検索キーワードであり、回答とはコンテンツなのだ。
Googleは検索キーワードを質問として認識し、それに対して優れた回答が書かれているページを検索上位に表示しようとする。
つまり、お客様から聞かれた質問に対する回答は、それがそのまま優れたコンテンツに直結するということなのである。お客様に対してプロとして誠心誠意回答した内容は、間違いなく優れたコンテンツなのだ。
これを自分のWebサイト上に掲載することなく、まったく違う内容を記事として書き続けるというのは本当にもったいない。
時間は有限である。
わざわざ新たに作成しなくても、すでにある情報だけで優れたコンテンツが作れるのである。これをまずは優先してやるべきなのだ。
複数の同じ質問の取り扱いについて
そこで一つの疑問が出てくかもしれない。
「同じような質問をどう扱えばいいでしょうか?」
である。
さて、答えを見る前に一瞬でもいいので考えていただきたい。ヒントは閲覧したユーザーにとって満足度の高まる方法がSEOにとっての正解であるということだ。
さて、答えはこうだ。
「最も詳しく回答した内容だけを載せるべき」
なのである。
これはユーザーの立場になって考えてみればよく分かるだろう。
自分が知りたい質問がありそれがWebサイトに掲載されていたとして、5つも似たような質問があったら、どれを読むべきか迷ってしまう。
また、1つ読んだとしても、他の質問項目には別の内容やもっと詳しい内容が書かれているかもしれない。と判断されるかもしれない。
その結果、5つの質問すべて目を通さなくてはならない羽目になる。5つすべて読んでみて「結局全部言ってること同じじゃん」となったらユーザーとしての満足度は著しく下がるだろう。
SEOの基本とは「ユーザーが満足度の高まる方法を選択する」ことを念頭に置けば、ちょっと考えればわかることである。
最も詳しく回答した情報にプラスして、当該回答では触れておらず、他の回答の中では触れているような内容については追記をすることが望ましい。これが最終的な答えである。
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